日々自堕落な飼育日記

東京都武蔵村山市のカメレオン販売店Crazy Genoのブログです。店主がマダガスカルに行ってカメレオン採取もしています。

エボシの繁殖は難しいなぁ。

0801154一昨日退院してきたワイルドのエボシメス。
病院で3針縫ってもらった。
実はこの個体、昨年末に問屋で6頭まとめてお買い上げしてきた個体の1頭なんだが、最初から後ろ足に大きなこぶができていた。
サイズ的には繁殖可能サイズで、本来なら問屋に入ったらすぐ買われそうなもんだが、そのこぶのお陰で売れ残っていたらしい。要はもう既に日本に輸入される前からの傷ってことだろう。
かなりでかいこぶで、触るとガチガチ。最初触った時には骨の奇形か?と疑ったほどだ。
なもんで最初から病院に連れて行くつもりでお買い上げ。
いや、実を言うと安かったんだよ(笑)
残りものの個体まとめてお買い上げの場合、ボリュームディスカウントで安く買える場合も稀にある。とはいえ、そういった個体は万全の状態とは言い難いのが本音。
今回この個体以外はサイズがかなり小さいし、このメスのように障害を抱えていることもある。



0801155んで今回のメスの症状を説明すると画像な感じ。
もともと皮膚より深い部分に膿(うみ)が溜まって、その部分を保護する為に膿の部分を包み込むように肉が盛り上がってしまった状態。
人間でも怪我をするとその周辺が少し盛り上がるが、それと同じだと考えておくんなまし。
最初に診断して頂いた時に注射器で吸い出そうとしたんだが、ほんの少ししか吸いだせずに切開することに。
が、膿を取り出しても盛り上がった肉はそのまま。
先生が仰るに、原因を取り除けば自然と膨らみは無くなっていくそうだ。
ここで思い出したのが、わんこ♂のキャン玉袋。
去勢して玉々取った後、袋は自然と無くなって平らになるんだよね。
原理はそれとおんなじだ。
必要なければ無くなる。
0801153 0801156

上から見たところ。
結構凄い出っ張りだ。
とはいえ、この状態でもガツガツエサを食う。
飼育者意見を言わせて貰うと、こういった怪我なら逆に安心だったり。
精神的なもんだとか、内臓系だと対処のしようが無くて困る。
この個体の場合は単純に怪我が治ればオーライなんで、そういった点では気軽だ。

で、この個体と入れ違いにエボシメスが1頭入院……(泣)
12月に産卵した2回目産卵の腹壁が破れていた個体なんだが、その周辺がえらいことに。
体液が滲み出して皮膚がぐちゃぐちゃ。あからさまな傷があるわけじゃないんだが、とにかく人間で言うと薄皮に怪我した時に出る透明な汁が漏れた状態。
これに思い当たる節がひとつ。
実は産卵後に代謝性カルシウム骨疾患の時に出る症状が若干出ていた。
四肢のどれかが少し麻痺して思うように動かせないというやつなんだが、それが丁度腹壁が破れた方の足で、たまに枝に捕まるはずが自分の腹を握って爪を立てていた。
なもんで、こぶの切開が終わった個体を迎えに行く時に処置をお願いしようと思ってはいたんだ~が。
いざ連れて行こうとケージから出したら……←顔面蒼白
内部からなのか外部からなのかは判らないが、とにかく重症。
そのまま入院となりました……(泣)

いい加減エボシメスのトラブル多い。つか多すぎ。
今まで繁殖ラインのオスは一度も病院のお世話になったことが無い。
それだけ卵を生むメスは大変だということだが、こういったトラブルを起こしてしまう自分が情けない。
なもんで先生に相談してみた。
どうやったらメスを元気に飼育し、繁殖してもらうことができるか。
私は確かに繁殖を生業としているが、できるなら繁殖してくれる個体たちに気持ちよく生き、その上でご褒美的に繁殖してくれたらと常々考えている(当たり前のことではあるが)
結論としては繁殖周期を伸ばすこと。
雌雄別に飼育すること。
うちの場合大型ケージ(縦2メートル・横幅1200・奥行き450)で多頭飼い(♂1:メス2~3)
繁殖を促進しているわけじゃないんだが、現状だとメスがその気になれば4ヶ月周期で抱卵してしまう。
これはソメワケササクレヤモリもなんだが、発情し易い体質なんで体の状態を抜きにして卵を持ってしまう爬虫類なんじゃないかと。
この場合の【発情】はオスのみならずメスも。
うちで見ている限りオスは決して無理強いはしていない(四六時中見ているわけじゃないが、普段の様子から察するに>メスのほうが強気だ)
前に野外で単独飼育していたメスは、多数の無精卵をばら撒いていた。

以前パンサーの繁殖をしている人から聞いたんだが、体の栄養状態が良いと無精卵を持ってしまうので、ある程度食事制限をして飼育していたんだとか。
こういった症状はグリーンイグアナなどにもあって、海外では繁殖を前提としない飼育をする場合、前もって避妊手術をしてしまうらしい。その方が状態良く飼育できた例もあるんだとか。
オスなんかも繁殖期になると気が荒くなるんで(個体にもよるだろうが)去勢手術してしまう例も多々。
爬虫類だとこういったことは浸透していないが、犬猫ならもう当たり前のように行われている(実家ではマルチーズ♀を飼育しているが、以前ブリーダーさんにマルチーズは子宮系のトラブルが多いから、生ませるつもりがないなら避妊したほうが良いと助言を頂いた)
それだけ海外では爬虫類が身近な生き物なのだということだろうか。
とはいえ、うちの場合はそういった手段をとる訳にはいかんので、ここはやはり雌雄別居しかないんかなぁ。
そうは言っても、無精卵を持たせりゃ結果は同じだし。
オスが身近にいるから抱卵じゃないのは、野外飼育していたメスが卵ばら撒いた結果からも判るし。
そうなりゃ最終手段はエサの調整か?
それともオスが居なけりゃ発情の間隔が伸びるのか?

つか、それ以前に腹壁が破れるくらいに卵を持つのも問題だ。
以前70卵産んだメス、最近よ~く見てみたら、このひとも腹壁の一部が破れているっぽい(汗)
卵の数まではコントロールできんよ。
大体腹が破れるほど抱卵するって(汗)

他のエボシブリーダーさんはどうなんだろうか。
引きこもりブリーダーにはわからんことが一杯だ。

さて、今日は乾眠させているアカボシユビナガガエルを起こす準備をしなけりゃならん(設備作り)
いい加減起こさないとヤバ目な気がする(汗)



テーマ:爬虫類 - ジャンル:ペット

  1. 2008/01/15(火) 07:50:30|
  2. カメレオン
  3. | コメント:0
<<駄目ブリーダーここに在り | ホーム | ある意味どっちもすごい。>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

酔っ払い店主

Author:酔っ払い店主
東京都武蔵村山市にあるカメレオンメインの販売店Crazy Geno(クレージーゲノ)のブログです。マダガスカルまで店主がカメレオンの捕獲にも行ってます!渡航中には現地からの更新などもありますんで宜しく(・ω・)ノ

最近の記事

最近のコメント

些細なつぶやき☆

カテゴリー

ブログランキング

にほんブログ村 その他ペットブログ 爬虫類へ

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

リンク

このブログをリンクに追加する

月別アーカイブ

ブログ内検索

RSSフィード